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20040818

佐々木敦〜Atsushi Sasaki〜『ex-music』

すげー分厚いよ
『ex-music』


 次にどのアルバムを取り上げようか考えあぐねておりますので、一時しのぎということで音楽関連の本について書こうと思います。たぶん次に取り上げるのは「Jim O'rourke」か「Neu!」になると思います。

 この本の著者である佐々木敦氏は海外ミュージシャンの招聘や、コンサート、フェスティバルなどの企画制作を手掛ける団体(事務所?)HEADZの主宰者で、音楽雑誌FADERの編集発行人でもあります。また慶応大学湘南藤沢キャンパスおよび武蔵野美術大学の非常勤講師も務めています。

 『ex-music』はその佐々木氏が1980年代の終わりから2002年までの間に執筆してきた、「音楽」に関するテキストの中から、比較的長めのものを選びだして1冊にまとめた本です。ページ数はなんと502ページにも及び、この手の音楽本としてはかなり高価で¥4000(現在は内税表示ですから¥4200)もします。

 取り上げられているアーティストは、ジョン・ゾーン、フランク・ザッパ、ノイ!、クリスチャン・マークレイ、べック、ローレン・マザケイン・コナーズ、ジョン・フェイヒイ、ジム・オルーク、ノト、リチャード・D・ジェイムズ(エイフェックス・ツイン)、トータス、オヴァル、ディス・ヒート、竹村延和、他多数です。これらの音楽をすでにお聴きになられている方にとっては大変面白く興味深い内容になっています。「トータス」ひとつとってみても、先述の僕の書いた文よりかなり深く書かれています。まあ、僕より浅薄な文章でしたらプロの音楽評論家としては失格でしょうけど。反面、まだお聴きになられていない方にとってはあまり面白い本ではないでしょう。ただ、そのような方の中でも、この手のアーティストに興味があるという方にとってはガイド本にもなるかもしれません。

 取り上げられているのは個別のアーティストだけではなく、例えば「メタ・インストゥルメンタル・ミュージック」、「サウンド・アートとは何か?」、「ギタリストたち」、「接触不良電子音楽」、「テクノイズ・アーティスト・ファイル」、「MP3レーベルの可能性」、「ポスト・テクノロジカル・アーティスト・ファイル」、「『イルビエント』という問題」、「IDM×エレクトロニカ小論」といったテーマの文章も収められています。

 音楽を紹介しているサイトでこのように本まで取り上げているところは少ないです。ですから、音楽を聴く際に、また音楽を探す際に役立つ本も今後取り上げます。
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