遊ぶ子供>>書籍と雑誌
20080917

Begin 11月号 Begin的傑作モノ 定番vs新定番

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出ました、Begin恒例(世界文化社恒例?)の傑作・定番特集。
定番病の僕はついつい買ってしまいます。
というか、買うのは定番特集のみなんですけどね。

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20070508

Real Design

Real Design
(画像はクリックで拡大します)

雑誌『リアル・デザイン』。
最初は興味のある号だけを買っていました。
しかし、せっかくだから全号揃えようと考えて、とりあえずここまで集めました。
欠けているのはNo.5,6,11,12。

posted by maco | Comment(0) | 書籍と雑誌
20070324

佐藤雅彦

佐藤雅彦著作
(クリックで拡大します)

前エントリーからのつながりです。

この人の本は、なぜだか読んでいてほっとします。
今現在所有している本は上画像の通り5冊(共著も含む)です。
一番最初に買ったのは『毎月新聞』。
一番面白かったのも『毎月新聞』。
「超一流のメディアクリエーター・CMプランナーの
ものの考え方感じ方ってこんな感じなのかぁ・・・」
と思わず感嘆してしまいます。
それでいて表現にとてもあたたかみがあります。

ちなみに「カローラUにのって」はこの佐藤さんが作詞をしました。

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20060422

スタジオ・ボイス VOL.365 〜STUDIO VOICE VOL.365〜

STUDIO VOICE
『STUDIO VOICE VOL.365』

いまさらですが、先日発売されたスタジオボイス5月号は
フィッシュマンズを特集しています。
第一特集はプロダクト・デザインですが、
第二特集でフィッシュマンズが取り上げられています。

「10年目の“空中キャンプ”」

だって。

 

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20050828

アレン・カー〜Allen Carr〜 『禁煙セラピー』

禁煙セラピー
『禁煙セラピー』

非喫煙者宣言

 復帰第一発目はなぜかこんな本です。そもそも僕はこのブログで喫煙者だと一度も言っていないんですが、実はそうなんです。 スモーカーなんです。いや、もう今日からノンスモーカーですけどね(笑)

20050428

間章〜Aquirax Aida〜『この旅には終りはない』

入手!

 故間章先生のジャズ・エッセイです。たまたまオークションに出品されているのを見つけて、落札しました。 定価1,800円が中古で1,200円です。中古のくせに読んだ形跡が全くないので得した気分(^^)v もう出版されてないですからねえ。

おおざっぱな内容

 中身はスティーブ・レイシーとの対話、ミルフォード・グレイヴスに関する小論、そしてデレク・ ベイリーに関する小論と対話となっています。まだスティーブ・レイシーの対話を読み終わったばかりですが、 レイシーの部分だけで半分近く割いています。

読み途中の感想

 はっきり言って難しいです。表現が難しく、彼が戦いを挑んでいるもの、切り開こうとしている地平がわかりにくいというのも事実です。 その上での(きちんと理解していない上での)僕自身の感想は……うーん、正直に言っていいですかね?……正直に言えば、 読んでいて非常にいらいらしました。と言うのも間先生やレイシーの考える即興の高みと、僕の考える即興の高みがまるで真逆だからです。

自由即興とは

 僕の考える即興の高み(あるいは極み)は自由即興にあると思います。自由――それも生半可な自由ではなく、本当の意味での自由です。 通常、自由即興とは、メロディ(スケールや曲のトータリティ)、リズム、 ハーモニー(コードやその他の音の干渉作用)などの楽曲を作る上で規範(ルール)となるべき拠りどころを持たない即興演奏のことを言います。 しかし僕の考える自由即興は、それではまだ足りません。今言ったことを目指そうとすると、 それらのルールから外れること自体が新たなルールとして作用するからです。自由即興は徹頭徹尾自由であれ、と僕は考えています。 さらにはその「徹頭徹尾自由であれ」ということもまた、ルールとして作用してしまいます。ではどうしたらよいのか。

 答えは、決して意図せず、決して意思を持たず、決して気づかず演奏する、 これに尽きると思います。自由を意図することはもはや自由ではなく、自由になる意思を持つことも自由ではない。 また自分が自由であることを意識しては(気づいては)いけない、そう考えます。これはやろうと思って出来るものではありません。 やろうと思った途端に、もう自由ではなくなっています。自由即興は喩えて言うならば、遊ぶ子供だと僕は思います。 遊ぶ子供は「意図せず、意思を持たず、気づかず」という、僕の持つ自由即興のイメージにとても馴染みます。 言葉を変えてもう一度言いますが、 自由になろうと努力すればするほど、 遊ぶ子供になろうと努力すればするほど目指すものとは正反対のものになってしまう、僕はそう考えます。

イラついて

 間先生やレイシーはそもそも、自由即興が即興の高みだとは考えていないようです。自由即興は、 あくまでも即興の高みへの始まりであり、途上であると考えているようです。それゆえ即興に対して、醒める、 客観的に見る、努力する、意識する、といった言葉が頻繁に出てきます。それを読むたびに「違う! そうじゃない!」 とムカムカします。彼らが自分と真逆のことを言っているからって、 そんなに腹を立てなくてもいいじゃないかと思われるかもしれません。 たしかにそうです。しかし自分でもよく分からないけれど、 無性に腹が立ちました。

私は間を何度でも地獄へ突き落とす

 とまあ、ここまで批判してきましたが、素晴らしいと思う点もあります。間先生の思想は大胆で明晰で非常に勇気があり―― たとえばレイシーとの対話中、間先生はしつこいくらいに、アンソニー・ブラクストンを痛烈に批判しています。この辺りはかなり笑えます。―― 、それだけで十分な収穫があった気がします。ただ考えが重すぎるかなあ。まるでコールタールに全身ドップリ浸かっているかのよう。重い、 それゆえ弱々しい!……って結局、批判になっちゃったよ!しかも彼の生き方の根幹に関わる部分まで批判しているような気が。 こんなに批判したら間章ファンに殺されそうで不安です。間先生への批判って全く見ないし……。

(まだ読み途中なので、読み終えたら加筆{減筆?}・修正するかもしれません)

20050116

監修:小野島大〜EDITOR:Dai Onojima〜『NU SENSATIONS 日本のオルタナティヴ・ロック1978―1998』

頭から人が出てきて歌うよ
イラストがいいね

 この本はまだ書店に置いてあるのでしょうか?どうやら、オンライン書店では売ってなさそうな状況です。もし、書店に無い場合は、 ミュージックマガジン社で直接購入するという手があるそうです(詳しくはこちら)。

 大型書店の音楽コーナーでポピュラーミュージック欄を見てみるとよく分かるのですが、 洋楽のガイド本はたくさんあるのに邦楽のガイド本はほとんどない。そういった状態に風穴を開けようとした試みが本書であるのではないでしょうか。 しかし、本書が出版され6年ちょっと経った今でも、そうした状況は変わっていないようです。ただ、そうした状況がこの本を、 よりいっそう際立った存在にさせているのも事実です。

 構成は、こういったガイド本によく見られるようなもので、重要なミュージシャンを大項目で取り上げ、 それ以外のミュージシャンは1作品のみ取り上げるといったものです。これは音楽之友社のONTOMO MOOKのガイド本をお持ちの方であれば、 それらを思い浮かべていただければ分かりやすいでしょう。さしずめ音楽之友社が小野島氏の企画で出版した『ロック・オルタナティヴ』 というガイド本の邦楽版といったところです。

 具体的に中身を見てみますと、まず、東京ロッカーズや、それと同時期の関西のミュージシャンの写真 (スターリン解散コンサートの会場の凄まじい様子やミチロウが素っ裸で這いつくばって歌う様子、 非常階段のステージの混沌とした様子などの写真)が掲載されています。

 次に、小野島氏を初めとする執筆者5人が「日本のオルタナティヴ・ロック・アルバム・ベスト10 座談会」というものを開き、 各人が自分のベスト10を発表し、そこから議論によりベスト10を選出しています。ちなみにベスト3は、3位フリクション『LIVE 1980』 、2位じゃがたら『南蛮渡来』、1位ボアダムス『SUPER ae』だそうです。

 そして、アルバム・ガイドが「〜1978」「1978〜1982」「1982〜1986」「1986〜1993」「1993〜1998」 の年代に分けられてなされており、それぞれの年代ごとに、小野島氏による当時の音楽シーンの説明が付けられています。 (小野島氏も本の中で触れておりますが)氏の在住地の関係上、1982年以前の関西の説明はやや少なめになっています。

 また、1978以降の各年代にはインタビューも加えられており、年代順にレック(フリクション)、山本精一(想い出波止場、 ボアダムスほか)、大槻ケンヂ(筋肉少女帯)、小山田圭吾(コーネリアス)となっています。 特に山本精一のインタビューは面白いですよ。

 「重要アーティスト紹介」として大項目で取り上げられているものには、突然ダンボール、YMO/細野晴臣、戸川純、猛毒/ クレイジーSKB、BUCK-TICK、ギターウルフ、hideといった「重要アーティストなのか?」「オルタナティヴなのか?」 と疑問に思うものもあって、これも面白い。もちろん、ちゃんと(?) 重要でオルタナティヴなミュージシャンも取り上げられていますよ。たとえば、じゃがたら、灰野敬二、山本精一、あぶらだこ、大友良英、吉田達也/ ルインズ、フィッシュマンズ、メルトバナナなど。小項目では、ジャックス、裸のラリーズ、午前四時、V.A.『愛欲人民十時劇場』、ハイライズ、 岡村靖幸、V.A.『TOKYO FLASHBACK』、渋さ知らズなどがあります。

 収録アーティスト/アルバム数は、正確な数字は分かりませんが、表紙に「300アーティスト、 400アルバムがひしめくスーパーガイド!!」とあります。表紙といえば、この本の表紙のイラストは山塚EYEによるもので、ボアダムスの 『SUPER ROOTS 7』とほぼ同じイラストが用いられています。

20041213

スタジオ・ボイス〜STUDIO VOICE〜

SタDオ・ボイS
STUDIO VOICE

80年代流に言えばサブカルな雑誌ということになるだろうか?今回は音楽に限定したスタジオ・ボイスを紹介します。 このスタジオ・ボイスの音楽の特集号はなかなか取り上げるアーティスト/作品が深くて、 読んでみると音楽書籍にも載っていないアーティスト/作品を多く扱っています。

2000年3月VOL.291の「ADDICTED TO NOISE テクノの果て、 ノイズの彼方」と題されたノイズ特集では、なぜかノイズ特集にもかかわらず冒頭からいきなり裸のラリーズ 評論家の湯浅学氏の文が3ページ、なかなか見られないラリーズ(水谷)の写真やチラシなども掲載されている。次いでボアダムス/ハナタラシ/EYE。 EYEのインタビューが載せられているが、EYEが79〜80年に作った(リリースした?)一人コンピ『ヒットパレード2』 を聞きながらインタビュアーとカメラマンと三人で会話するというもので、「ハハハハハハ(笑)」「ギャハハハハ(笑)」 「!!!!!!!!!」「ヒーッ!!!!!!!」「ヒーッヒー(脇腹を押さえて乱闘)」 といった三人の笑いで大半が占められているもの凄いインタビューである。途中 「スタジオボイスの人どうやってテープ起こすんだろう。そういえば……(笑)。」と言っていたが、どうやら聞いたまんまを書いたみたいだ。 EYE関連の膨大な数の作品も載せられていて、特にボアダムス以外のEYE(ハナタラシなど)を知りたい人間にとってはありがたいものだ。 そして秋田昌美(Merzbow)とJOJO広重(非常階段)の対談と、 これまた膨大な数のディスコグラフィー、灰野敬二、中原昌也 (暴力温泉芸者)、(音楽書籍/ ガイド本ではほぼ見ることのできない)ムスリムガーゼゴッドスピード・ユー・ブラック・エンペラー!と (なんか微妙なセレクト)続き、最後に評論家や愛好家が作品を15枚ずつ挙げている。

2000年7月VOL.295は「narcotic psychedelia 轟音/ クラクラ/フィードバック」と題されたサイケ特集です。最初にヴェルヴェッツ、 オフィシャル盤に加え少々のブート、それから関連アーティスト ( トニー・コンラッド、初期メンバーの アンガス・マクリースなど)の作品も載せられています。次にスペースメン3スピリチュアライズドソニック・ブーム( E.A.R.)。そしてマイブラ (12貴重な音源等が…)、ジザメリシルバー・アップルズ (こんなにSAの作品を載せるか!)、オパール〜マジー・ スターゆらゆら帝国(インタビュー、 廃盤も全て載ってます)、静香、 ホワイト・へブン〜ザ・スターズ、小杉武久タージマハル旅行団としても有名。関連作品を多数掲載)、ハイ・ライズdip割礼マーブル・シープ、 エンジェリン・へヴィ・シロップ、 花電車、羅針盤(山本精一)、 オーヴァーハング・パーティアシッド・マザーズ・テンプル、 シェシズ、ゴースト、 クリスティーヌ 23 ONNA山崎マゾ)と続き (ジャパニーズ・サイケに力を入れている模様)、またもや最後に評論家/愛好家が作品を15枚ずつ。

それからしばらくは特に買いたいと思う特集は無く……(いや、実際は手に入れ損ねたものもあります)。2004年6月VOL.342、 「ザ・ニュー・ ノーウェーブ ポスト・ニューウェーブもしくは80年代ブームの奥の奥」と題されたノー・ウェーブ特集。ノー・ ウェーブだけで特集を作れるものなのかと思われるかもしれませんが、なにもジェームス・チャンス(ジェームス・ホワイト)、リディア・ランチ、DNA(アート・リンゼイ).、マーズのみを取り上げているわけじゃなくて、 (取り上げているアーティストが多すぎるため少々割愛させていただきますが)スロッピング・グリッスル、 SPK、ノイバウテン、 アーサー・ラッセル、キャバレー・ヴォルテールノクターナルズビル・ラズウェルレジデンツペル・ウブ、上に挙げた『 NO NEW YORK』の面々、スワンズ、 L.A.F.M.S.(Los Angeles Free Music Society)、ソニック・ユースグレン・ブランカラ・モンテ・ヤング、トニー・コンラッド、 フルクサスあぶらだこイクエ・モリ(DNA)などが取り上げられています。 ファウストがそこに入っていなかったのが残念ですが…… (と言うかクラウト・ロックは全く無し。かろうじて、微妙だが、ノイバウテンが入ってるが)。最後に「THE NO MAP ノーウェイヴをより理解するための俯瞰図」という、繋がりがよく分からず「より理解する」 などとてもじゃないけど出来ない図、そして200枚の作品が紹介があります(こちらにファウストの1stが入ってます)。

この記事を書く際に読み返してみると、あらためてその半端じゃない情報量に脱帽した。ノー・ウェイブ特集だけは作品がかなり少ないが、 その代わりにアーティストの数がすごい。これからもその圧倒的な情報量をもって面白い特集をやってほしい。特にジャーマン・ プログレ関連、フリー・インプロヴィゼーション関連、電子音楽/実験音楽関連を。

20041106

編者:柴俊一〜editor:Shunichi Shiba〜『アヴァン・ミュージック・ガイド』



こういったガイド本はなかなか貴重ではないかと思います。普通のガイド本はロック、ジャズ、テクノ、民族音楽、クラシックなどのカテゴリーの内部や、さらにその中で細分化されたカテゴリーの内部でのアーティストや作品の紹介となっているのもがほとんどです。しかし、この本はそれらのジャンルのほぼ全てに渡って様々な種類の特殊なアーティストや作品を紹介しています。

この本のはじめには、このようなことが書かれています。
本書は、ニュー・ミュージックへのガイドブックである。
(中略)
ニュー・ミュージックは、それこそ「新しい音楽」というような曖昧な表現しかできないしろものだ。
強いて言えば、「テクノロジー」と「脱ジャンル」が、ニュー・ミュージックの特徴かもしれない。
(中略)
なお、書名の「アヴァン・ミュージック・ガイド」は、「ニュー・ミュージック……」というタイトルにすると、ユーミンをとりあげている?と読者に誤解される可能性があるのでつけた、便宜的なものである。
(中略)
便宜上ジャンル分けをしたが、何人かのアーティストは複数の章に登場している。また、分類不可能な何人かのアーティストについては、いちばん近いと思われるジャンルのそばに置くという方針をとった。

その便宜上なされたジャンル分けは下記に示したとおりです。また、メゴ(レーベル)、大友良英IRCAM(スタジオ)、フランシスコ・ロペスフレッド・フリスラモンテ・ヤングマイケル・ナイマンデイヴィッド・テュードアジョン・ゾーンAMM、高柳昌行、デイヴィッド・モス、ポウル・パンハウゼン、ポーリーン・オリヴェロスなど39アーティスト/グループが大きくとりあげられていて、200を超えるアーティストがその作品をとりあげられています。音楽の種類が多岐に渡っているため散漫な印象は拭えないけれども、結構面白い内容です。ただ、ひとつ言わせていただければ、大きくとりあげられているアーティストでも3作品しか紹介しないというのはどうなんでしょうか。ガイドブックなのだから全部とまでは言わないまでも、もう少し多くの作品を紹介していただいたほうが読者にとってありがたいのですが。もちろん悪い本ではないです。お勧めできる本といえます。

ちなみに、執筆者は小田晶房(音楽編集)、佐々木敦(評論家・研究者)、ヲノサトル(作曲家)、大友良英(音楽家)、三輪眞弘(作曲家)、伊藤タダユキ(芸術家、本書執筆中に不慮の事故により逝去)、坂本理(評論家)、柿沼敏江(評論家・研究者)、伊藤乾(作曲家・指揮者)、藤島寛(心理学講師)、高見一樹(レコード会社員)、長木誠司(音楽学者・評論家)、藤枝守(作曲家)、カール・ストーン(作曲家)、福島恵一(批評家)、フェルディナンド・Y・野本(?)、小沼純一(研究者)、松山晋也(ライター)、中川真(研究者)です。


  1. エレクトロニカ


    1. エレクトロニカ/テクノイズ

    2. サンプリング

    3. コンピュータ・ミュージック

    4. ポスト・エレクトロアコースティック


  2. エクスペリメンタル・ポップ


    1. エクスペリメンタル・ポップ

    2. ロック・アヴァンギャルド・クラシックス

  3. ミニマル&ポストミニマル


    1. ミニマル/ポストミニマル・ミュージック

    2. ブリティッシュ・ニュー・ミュージック


  4. ポスト・アヴァンギャルド


    1. ポスト・アヴァンギャルド

    2. 前衛音楽クラシックス
      実験音楽クラシックス

  5. フリー・ミュージック


    1. ロワー・イースト・サイド

    2. ヨーロッパ・フリー・ミュージック

    3. ジャズ・アヴァンギャルド・クラシックス

  6. 声のパフォーマーたち

  7. サウンド・アート

  8. ワールド・ニュー・ミュージック

20041016

監修:大鷹俊一〜editor:Ohtaka Toshikazu〜『ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・プログレッシヴ・ロック』

プログレへ若者を導く
ヤング・パーソンズ・ガイド・トゥ・プログレッシヴ・ロック


この本はプログレのガイド本です。いわゆる3大プログレのKING CRIMSONPINK FLOYDYESだけに留まらず、PINK FLOYDとは別にSYD BARRETTの項を設けたり、ドイツのプログレを信じられないほどたくさん取り上げたり、Brian EnoHENRY COWSLAPP HAPPYFred Frith、フランスのGONGMAGMA、アメリカのBill LaswellJohn Zornなど普通はプログレにカテゴライズしないものまで紹介されています。また、日本のアーティストも少し紹介されています。

本の構成としては、まず「プログレ的超名盤」と銘打たれたアルバムが66枚紹介されています。ここには普通の意味でのプログレの名盤も挙げられています。例えば、キンクリの『クリムゾン・キングの宮殿』やフロイドの『狂気』などですが、普通の意味ではプログレの名盤とは言わないものも挙げられています。例えばディス・ヒートの『ディス・ヒート』やマニュアル・ゲッチングの『E2-E4』などです。次に地域別(イギリス、カンタベリー、ドイツ、イタリア、フランスほかヨーロッパ各国、アメリカ、日本)に、それぞれアルバムが500枚紹介されていて、それとは別に主要アーティストが計38組大きな項目(2〜4ページ)として配置されています。そして最後に主要36バンド/ミュージシャンの全ディスコグラフィというのが2000枚(タイトルのみ)紹介されています。

はっきり言って内容そのものは普通のガイド本と同じような感じです。つまりアーティストの活動歴やバンドのメンバーの紹介、アルバムの音の感じ、シーンに与えた影響などが書かれています。ですのでこれといって特筆すべき点はありませんが、普通のガイド本としての体裁をなしているので、かなり読みやすい本であるといえるでしょう。ただ一点、素晴らしいと言えることは、ガイド本として何より大切なアーティスト、あるいは作品のセレクトのセンスが面白いことであると思います。例えばドイツのプログレに多くを割き、アメリカのプログレではカンサスなどは一切紹介せず、代わりにAMMレジデンツといった連中を紹介しています(ただしAMMはアメリカではなくイギリスのアーティストですけどね。なんでアメリカの項に……)。この辺りは逆に言えば、普通のプログレファンにとっては面白くなく、ひょっとしたら神経を逆なでするようなセレクトになっているかもしれません。このことはオンライン書店のamazonに寄せられているレビューを見ていただければ分かります。つまり、この本はプログレファンというよりも辺境音楽、特にロックの範疇に入れられるような辺境音楽愛好家のほうが読んでいて面白いと感じられる、そういうガイド本だと思います。
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