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20050531

STEREOLAB 『EMPEROR TOMATO KETCHUP』

EMPEROR TOMATO KETCHUP

優等生

 久々に聴いたら心が躍りました!ステレオラブには一時期かなりハマったので。とにかくポップで聴きやすく、 実験的というスパイスも少々加わっておりまして、ある意味でとても優等生的な作品です。アルバムタイトルもかなり狙ってますね。

計算と実験が得意です

 初期にはジャーマン・プログレ、クラウトロックを下敷きにした、NEU!よろしくハンマー・ ビートなんかも飛び出しちゃうような音楽だったのですが、このアルバムで完全にラウンジ&モンド&音響派バンドサウンドに転身しました。 かわいらしいMOOG、優雅で柔らかなボーカルとコーラス、妙なリズムにきらめくストリングスとブラスの挿入の仕方まで、 きちんと計算と実験をしているなと感じます。

 きちんとしすぎて、逆にムカつくほどです!いい意味で、ムカつくということですよ。あ〜、「いい意味で」 って便利な言葉だなあ。 プロデューサーはご存知ジョン・マッケンタイア!もう……、やりすぎでしょ。なんかこう、「はっ!?何これ?」 っていうような外れた部分が無いんですよね。

推す理由

 まあ色々言いましたが、良くも悪くも素晴らしい作品ですし、僕はこの作品は大好きです。ちなみに、 このアルバム以降はどの作品を聴いても大体同じ感じですが、90年代の名盤、 あるいは彼らの最高傑作と呼ぶ声が多い『EMPEROR TOMATO KETCHUP』を紹介しておきました。

  1. Metronomic Underground
  2. Cybele's Reverie
  3. Percolator
  4. Yper-Sound
  5. Spark Plug
  6. Olv 26
  7. Noise of Carpet
  8. Tomorrow Is Already Here
  9. Emperor Tomato Ketchup
  10. Monstre Sacre
  11. Motoroller Scalatron
  12. Slow Fast Hazel
  13. Anonymous Collective
20050529

優勝、そして予想的中おめでとう!

当たったんで何かください

04’CL優勝
僕の予想的中に喜ぶ選手たち

 どーですか、みなさん!優勝予想が当たっちまいましたよ! !とは言うものの、 グループリーグや決勝トーナメントベスト16ではなく、 ベスト8の時点の予想なので、あまり自慢できないかもしれませんね……。 でも、セ・ リーグ優勝予想とか6チームしかないくせに、解説者は結構はずしたりしますからね。それに比べたら、 1/8を的中させたんだから良い方かな?(自画自賛!)

 何にしろ、罰ゲームをやるような事態にならなくてよかったです(^_^;) や、一回も罰ゲームやるなんて言ってないんですが、 外れたらなんかやろうかなーと考えていました(チ○コ・ソックス’05とかハードゲイとかね)。面白いので来シーズンも予想をやってみます、 今度は罰ゲームを公言して!

おさらい

 その後、2回ほど早送りを交えつつ、試合を見直してみたんですが、また熱いものがこみ上げてきました (ゲロじゃないよ)。リアルタイムで見たときは何度も

「すげえ!」

を連発したんですが、2度3度見てもついつい連発してしまいます。

カワイイ顔した危険な男―Kaka―

カカ(1)カカ(2)
うちの母がファン。かわいいカカ(左画像)
カカからクレスポへ、この日最高のパスが通る(右画像)

 特にミランのカカは切れすぎてる!どうやったら、あんな絶妙なスルーパスを何発も出せるんでしょうか? 彼のいるチームが優勝できないなんて……! ちなみに、スポーツナビでの決勝の選手採点では、カカは8点(10点満点で、慣例から6点が及第点だと思われる) で両チームの中で最高の点を与えられています。

ザ・キャプテン!―Gerrard―

ジェラード
皆を鼓舞するキャプテン

 リバプールのジェラードは実に献身的なプレーでしたね。守備が苦しいときには、最終ラインまで下がってフォローして、 少ない攻撃のチャンスも彼が作り出していました。彼はリバプールの1点目を叩き出した後、両手を下から上へ何度も持ち上げ、 チームやサポーターを鼓舞するジェスチャーを見せました。そして、会場を包む応援歌「You'll never walk alone」!!!彼は主将としての役割、豊富な運動量、集中力、そして気迫の点でピッチ上で一番輝いていました。 UEFA最優秀選手は確実ですね^^

 そういえば、リバプールの3点目のきっかけとなったファウル、あれは……演技ですかね?何度も見直したんですが、 どうしてもそう見えてしまう……(^_^;) でもゴール前でフリーだったから、倒れる必要はないんですよねー。とすると、 やっぱり本当に倒されたんだろうか?どっちにしろナイスプレーです!

ゴールに見放された男―Shevchenko―

オフサイド
最終ラインと重なってる?重なってない?

 それからカカ→シェフチェンコの絶妙なスルーパスがオフサイドを取られた件ですが、シェフチェンコは 「あれはオフサイドじゃなかった」と主張しています。しかし、ビデオで見直したら、やはりぎりぎりオフサイドの気がします。ただ、 シェフチェンコに渡ったボールがカカのパスではなく、ジェラードのスライディングによるものだったら、オフサイドではないですね。 どっちが触れたのかは微妙すぎてビデオでも分かりませんでした。

 シェフチェンコはメダル授与式で、与えられたメダルをすぐに外してしまいました。 よっぽど悔しかったんでしょうね……。彼の絶望は、我々には計り知れないほど深いものでしょう。本当にあと一歩だったのに……、 スクデットも逃し、ビックイヤーも逃して(コパ・イタリアは早々に負けて)無冠に終わってしまった!試合後、シェフチェンコは 「こんなつらい夜は耐えられない」と言っています。

呪いのダンスをお前は見たか!―Dudek―

デュデク(1)デュデク(2)
前に出すぎ!(左画像)
ひざをクネクネ、呪いのダンス(右画像)

 最後に、PKでのデュデクの件ですが、

あれは完全に反則

です(笑)。ゴールライン上を横に動く分には問題はないのですが、キッカーが蹴る前に、前へ飛び出してはいけません! 彼はそれを2度もやりました。ピルロとカカのときです。しかし、さすがはカカ!デュデクが変な動きをしようと、 前に出ようとキッチリ決めました。ピルロは止められましたが……。

20050526

リーグ・ファイナル・ドキュメント

後半15分すぎごろ(日本時間5:04)

 

05'CL決勝05'CL決勝(1)
3点リードされたときのリバプール・サポーター(左画像)
3点返した直後のリバプールの選手たち(右画像)

 

 うぉぉぉぉlっぉぉぉ!!!!熱いっっっ!!!!何だこの戦いは〜― ― ーーっアjさdvhJSNGlj!!!!

 チャンピオンズリーグ決勝です!みなさん見てますか?あぁっ、起きてて(&今日休みで)良かったぁ。前半3-0だったんで、 もう寝ちゃおうかなと思ったんですが……本当にすごいっ!3-3に、振り出しに戻しましたよ、リバプール。

 優勝予想はリバプール(参考記事) って前々から言ってたんですが、もうどうでもいい感じです!すごい執念!!!それほどヨーロッパNo.1ってのは大きな魅力があるんです。 大きな耳(Big Ear)もありますがね。

 それにしても眠い…………。

 


後半戦終了、勝負は延長戦へ(日本時間5:42)

 

05'CL決勝(2)
左ふくらはぎと右足付け根を痛めるキャラガー
死闘を象徴するシーン

 

 やっぱり延長だよー…! これはきつい戦いだ、ミランにとってもリバプールにとっても、そして俺にとっても!

 おととしも延長で、 しかもPKまでもつれましたよね。さらにさらに、その時決勝を戦ったのはミラン……。

 


延長戦も終了。PKで最終決着!(日本時間6:22)

 

05'CL決勝(3)
相当なプレッシャーが選手たちを襲う

 

 で、またしてもPK決着なわけだが……。PKではミランに分がある気がする。

 でも、やってみなけりゃわからない!!!やっぱリバプールに勝ってほしい!

 


ミランが重圧で自滅して…(日本時間6:29)

 

05'CL決勝(4)05'CL決勝(5)
肩を落とす最後のキッカー、シェフチェンコ(左画像)
優勝が決まり喜びを顕にする選手たち(右画像)

 

 うおおおおおおおおおっっtっtlp; 尾言うkymyjンhgdfb!!!!!!!

リバプール優勝!!

 駄目だ!涙が……。サッカーの試合見て泣いたのは初めてです……。感動したっ!(←ヤバッ!!小泉首相っぽい!)

20050524

New Balance(ニューバランス) M1700J

前置きが長い!

 最近、服を買ってないんですよね……。

 あ、ウソウソ、そういえば最近買いました、 UNIQLOのボタンダウン(笑) 馬鹿にすんじゃないやい! 高い方のオックスフォード地のやつだい!っても定価2,990円が期間限定価格で1,990円だったんだけど……。

 しかも、最近物欲も薄れちゃって……。前のHD吹っ飛んじゃったよ事件で、 欲しいアイテムとかお気に入りのブランド等のデータも吹っ飛んだからだと思います。そもそも、僕は流行り廃りとは関係のない服が好みなので、 手持ちのもので十分なんですよね。

あくまで運動靴ですから……

 長い前置きはともかく、何も買っていないので、伝家の宝刀を抜きます!アメカジ、スニーカーファン、NBファンの垂涎アイテムNewBlance M1700J('04復刻)です!うりゃ!

ドロドロ1700



 …… ドロドロ!雨上がりに隣の小学校へ懸垂をやりに行ったら、 校庭の泥にやられました!まあ、運動靴ですから……。

さっぱり1700


 なぜかタワシがなかったので、歯ブラシと手でチマチマと洗いました。見事に(?) 蘇りましたね。 うーん、 ダサい!そしてカッコいい!!服装を選ぶスニーカーです。

インプレッション!

 インプレのようなものも書くべきでしょうか?細かい部分はニューバランスのファン系のサイトを参照してもらうとして、 まずは履き心地。僕はM1300CLからステップアップしたんですが、そのせいなのか感動するほどのものではなかったです……。 価格ほどではないような気もします。ただ、履き心地があまり良くない靴をしばらく履いた後、 これを履くとさすがにちょっと感動しますね。

 それからサイズですが、よくNew Balanceではモデルごとにサイズが微妙に異なると言われています。しかし、 僕はなぜか全部10Dがピッタリです。'95の1300Jも1300CLもUAD1400も、 そしてこの1700Jも。ちゃんと周辺サイズも試し履きしたんですが、10Dが一番しっくりきます。1300CLは10Dだとデカかったかも・・・。UAD1400も気持ち大きく感じます。やっぱりラストがSL-2だとゆったりとしているということか・・・。 このサイズの話は参考程度のものですので、「お前の記事を読んで、通販で買ったらブカブカじゃねーか!」とか言われても責任は持てません。 あくまでも、そういう足の持ち主もいるというお話です。

 「服装を選ぶ」と書きましたが、ドイツ軍のニッカーズはかなり合います。前に雑誌で、それと1700を着用している女の子のスナップショットを見て、 「かわいいなあ」と思って試してみたんですが、男でもすごーーーく合います。 ちなみにドイツ軍ニッカポッカは3,800円前後で手に入ります。別にそれじゃなくとも、ショーツやアメカジアイテムならば大体似合うんですけどね。あと、こんな格好にも似合いますよ。

 ……うーん、他に何か書いて欲しいこと、upして欲しい画像などありますか?

20050522

Manuel Göttsching 『E2-E4』

E2-E4

初期アシュ・ラ・テンペルは……

 ご存知(?)ASH RA TEMPELのマニュエル・ゲッチングのソロ作品です。初期アシュ・ラ・ テンペルはアモン・ デュールのときに書いたように、ラリラリ&ダラダラなカオスで、どうにも好きになれません! 同時代の英米のドラッギーなアーティストよりも、 数段上をイッちゃってるという点においては高く評価していますが……。

20050517

ずっと憧れてました!

 うわー、これ高校のときから憧れてたんだよな〜!!これに白いシャツ、黒いパンツで学生(中高生)風にキメるわけですよ。

 でも、やっぱたけーわ!半額なら多 少 は考えてもいい。だって、 なんだかんだ言ってもALL STARだもんっ!

20050516

AMON DÜÜL 『PSYCHEDELIC UNDERGROUND』

PSYCHEDELIC UNDERGROUND

ディオニュソス的な音楽

 初期ジャーマンプログレは、やたらカオスティックでとっつきにくいものが多いのですが、 このアルバムもカオスティックなものの一つに挙げることができるでしょう。とはいえ、同じラリラリ&ダラダラなカオスの初期ASH RA TEMPELや初期GURU GURUなんかとはちょっと違い、 祝祭性があり原始的な音楽で僕は気に入っています。僕としてはボアダムスにも通ずる祝祭性や原始性を、 多少感じます。ただボアは明るい感じですけども、アモン・デュールはディオニュソス的といいますか、ほの暗い衝動を感じさせます。 それにアモン・デュールは非常に拙い演奏ですね。

ディオニュソス的とは

 ここでのディオニュソス的とは、ニーチェが著作『悲劇の誕生』 にてソクラテス以前のギリシア的生のあり方を明らかにしようとしたときに、 対照的なアポロン的なものとの関連の観点から解明するために用いられたものです。

 アポロンは昼ならば、ディオニュソスは夜、アポロンが理性の象徴ならば、ディオニュソスは衝動と情念の象徴です。 アポロンが個体化の原理であるとするならば、 ディオニュソスは個体化の原理が破壊されるとき自然の根底から湧き上がってくる歓喜に満ちた恍惚を意味します。

力・肯定・神化

 ニーチェのディオニュソス概念には二義性があるらしく、『悲劇の誕生』のように、 ディオニュソス的なものがアポロンやソクラテスと対比されるとき、イメージの中心にあるのは、 生の根底から湧き上がるような無意識的でマグマ的な力のようです。しかし、 ディオニュソス的なものがキリスト教と対比されるとき、イメージの中心にあるのは、現に存在するすべてに対する、 充実して完結した肯定であるとされています。

 ニーチェが考える元来のギリシア的生においては、善悪にかかわりなく、 存在するすべてのものが神化されている、豊饒な、勝ちほこった生存が支配していました。

無意識的か意識的か

 このアルバムは、アモン・デュールの4人のメンバーに加え、当時彼らが生活していたコミューン内の仲間と女、 子供など楽器を弾けない人たちによるセッションを元に製作されました。このセッションは3日間だったらしく、 その録音をスタジオで様々に加工・編集して『PSYCHEDELIC UNDERGROUND』を完成させました。

 演奏は、たしかにディオニュソス的なのですが、タイトルに『PSYCHEDELIC UNDERGROUND』なんて付けるあたり、 かなり意識的でディオニュソス的なものとは逆の印象も受けますね。

  1. Ein wunderhübsches Mädchen träumt von Sandosa
  2. Kaskados Minnelied
  3. Mama Düül und ihre Sauerkrautband spielt auf
  4. Im Garten Sandosa
  5. Der Garten Sandosa im Morgentau
  6. Bitterlings Verwandlung
20050510

CAN『MONSTER MOVIE』

MONSTER MOVIE

 本当はこのブログでジャーマン・プログレをもっと紹介するつもりだったんだよなぁ、と思いまして、今回はCAN 『MONSTER MOVIE』を。しかし何度も、 このCANというバンドのことを書こうとしては挫折してきました。いまいち何を書いたらいいのか思い浮かばないのです……。

プロフィール

 CANは68年に現代音楽・クラシックの指揮者をしていたイルミン・シュミット、シュトックハウゼン門下のホルガー・シューカイ、フリー・ジャズ畑のヤキ・リーベツァイト、 ホルガーの教え子のミヒャエル・カローリによって結成されました(結成当時はもう一人メンバーがいましたが、 1stアルバム製作時に脱退したそうです)。そして彼らは友人からケルンの古城のスタジオ※1を無償で借り、 セッションを繰り返していました。彼らは現代音楽に接していたせいか、不確定要素というものを取り入れようとしていたと思われます。 それもラジオの演奏やコイントスによる作曲※ 2といったものではない方法で(ホルガーはソロなどでラジオ演奏を行ったりしていますがね)。 彼らが取り入れた不確定要素はごく単純なもので、なおかつ非常に効果的なものでした。それは経験の無い人間、 つまりはド素人の人間をボーカリストとして迎え入れるというものだったのです。最初は黒人の彫刻家のマルコム・ ムーニーが就きましたが、わずか1年半ほどでマルコムが精神に異常をきたして脱退してしまい、日本人ヒッピーのダモ鈴木がCANで歌うことになりました。そのダモ鈴木も3年ほどで脱退してしまいます。 ダモ鈴木の脱退には諸説ありますが、多すぎですのでここでは割愛させていただきます。 その後は新しいボーカリストを迎えずに活動を続け、79年に解散しました。

『MONSTER MOVIE』、その内容

「Father Cannot Yell」

 『MONSTER MOVIE』はCANの1stアルバムで69年にリリースされました。上記のスタジオで、 2トラックレコーダーを用いて一発録りで作られた作品です。出だしの「Father Cannot Yell」から、 もうかなりおかしなことになっています。あたかも「これがドイツのロックだ!英米とは違うぜ!」 と宣言しているようです。構造がよく掴めないので、コピーをするのが大変そうです。 のっけからマルコムも素人っぷりを発揮しています。なんですかこれは!まだ69年なのにラップですか?いや〜、ラップですらない。 さすがド素人、何をやらかすか分かりません!この曲の序盤、銅鑼のような音(これもアルファ77※3という自作電子楽器?)を聞くと、 ついついニヤリとしてしまいます。

「Mary, Mary So Contray」

 2曲目「Mary, Mary So Contray」はかなり哀愁漂う曲です。一応バラードということになるんでしょうか。 この曲は結構まともです。特筆すべき点はあまりないのですが、 強いて言えばイルミンの弾くアルファ77がやたらノイジーでうるさいということでしょうか。

「Outside My Door」

 3曲目「Outside My Door」ですが、この曲も結構まともで特に書くことが思い浮かべません(笑)。強いて言うなら、 ミヒャエルのギターとマルコムのボーカルがカッコいいロックといったところですかね。あと、最後のほうのイルミンのアルファ77が面白く、 カッコいいです。

「Yoo Doo Right」※4

これぞCAN

 最後の曲「Yoo Doo Right」、これこそが『MONSTER MOVIE』 でありCANであると僕は思います。これほどまでに『MONSTER MOVIE』を、 そしてCANというバンドを端的に表している曲はないんじゃないでしょうか。およそ20分ちょっとあり、 レコードではB面全てをこの曲のために費やしています。これから書くことは「Yoo Doo Right」のみならずCANの曲・ 演奏の大半(は言いすぎだけど半分ほど)に当てはまると思います。

リズム隊に関して

 まず、繰り返しの多用ですね。ミニマル・ミュージックの影響は当然あると思います。 ホルガーのベースはオクターブをしつこいほどに繰り返し、とても呪術的な演奏です。ずーーーーっと聴いていると、 本当に呪術をかけられているのではないかと感じてしまうほど。ヤキはドラムを、ホルガーのベースに合わせるように叩いています。 またシンバル(いわゆる金物系)よりも太鼓ばかり叩いているので、ドンドコドンドコと、これもまた非常に呪術的です。このあたりが、 CANが似非エスノと言われる所以でもあると思います。

ギターとアルファ77に関して

 それからミヒャエルのギター、イルミンの電子楽器は、普通のロック・ポップスとは違い、 ドラマチックな展開やメロディはほとんど全くありません。普通ロックやポップスでは、それらの楽器が曲の物語性を描き、 聴く者を曲の中にグッと惹きつけるのですが、CANではそれらの楽器があたかも効果音のように鳴り響いています。

繰り返し・ミニマル

 彼らを含むドイツのプログレは――現代音楽のミニマル・ミュージックにも当てはまりますが――短いフレーズを繰り返したり、 ドラマ性を極端に少なくしたり全く無くしたりすることによって、聴く者を肉体的に、あるいは精神の奥底から曲(の中?) に惹きつけているようです。その意味でFaustなんかは、ジャーマン・プログレの中でもかなり特異な存在ですね (彼らも繰り返しを使うことがありますけども)。まあ僕は心理学や精神医学、聴覚認知科学に詳しくないので、 繰り返しが身体や精神にどのように作用するのか知りませんけどね。

ド素人大爆発

 あと最後に、この曲のマルコムは圧巻です!ボソボソと歌ったり、 息ごもるような発声が素晴らしい!

あとがき?――二人の異邦人ボーカリスト

どちらも凄い

 コメントにも書きましたが、ダモ鈴木が日本人ということでCANではダモ鈴木ばかりが注目されています。しかし、マルコム・ ムーニーも相当にカッコいいですよ。もちろんダモ鈴木も、英語で歌ってると思ったら突然日本語で歌いだしたりと、かなり凄いです(いや、 凄いのはそこだけじゃないんですが)。つまり二人とも凄いってことですよ。

マルコム参加作品

 マルコムのボーカルが楽しめるのは、今回紹介しました『MONSTER MOVIE』とアウトテイク集(ですが、 決して駄作集ではない!!!)『DELAY 1968』と、『SOUNDTRACKS』の中の数曲です。『SOUNDTRACKS』 の途中でマルコムからダモ鈴木に交代しました。ちなみに僕は上記3作を初期三部作と勝手に呼んでいます。 3つがセットになっているBOXらしきものを見たことがあるんでね。 3つのうち代表作はやはり『MONSTER MOVIE』 ということになるのですが、僕は『SOUNDTRACKS』も結構お気に入りです。(初期三部作以外にも『RITE TIME』という、 86年録音・89年発表のアルバムにも参加したみたいです。)

ダモ鈴木参加作品

 ダモ鈴木のボーカルが楽しめるのは『SOUNDTRACK』と『TAGO MAGO』、『EGE BAMYASI※5』、 『FUTURE DAYS』です。CANの(全作品の中での)最高傑作は『FUTURE DAYS』と言われているんですが、 ダモ鈴木のボーカルを楽しむならば『TAGO MAGO』をお薦めします。『FUTURE DAYS』 は最高傑作と言われるだけあって相当に素晴らしい作品なのですが、一つだけ注意点があります。それは編集という要素が加わったこと (これが最高傑作たらしめているのですけどね)により、それ以前の作品とは結構違いがあるということです。

あとがきのあとがき

 そういえばCANのSACD(スーパーオーディオCD)が作られたらしいですね。 なんでこんな少しマイナーなバンドのSACDをわざわざ作ったんだろう?需要があるのかな??

 つづく……早くも挫折しそうです。最近やけにオリジナル・ラブの渋谷系時代(?)の頃の曲ばかり聴いています。意外ですか?まあ、 この話を聞いてニヤリとする人が一人いると思いますけど……。ちゃんとCANを聴き込んで研究しないとなあ……(2005/5/5)。 ←実際には上の文章で完成ですから「つづき」ません。しかしオリジナル・ ラブに関するコメントを戴いたので、コメントの整合性を保つためこの文章は残しておきます^^

※1……その名もインナー・スペース・スタジオというらしいです。CANは古城、Faustは廃校かあ……いいなあ。
※2……ラジオ演奏はシュトックハウゼンの「短波」とか、コイントスはケージの「易の音楽」あたりが有名です。コインは3枚用いて、 2×2×2=8(通り)の事象をコインに委ねて記譜したそうです。「2×…」の2とは、コインの表と裏の2通りという意味です。 8通りというのは易の八卦を参考にしたらしいです。
※3……アルファ77という電子楽器は正体不明で、残念ながら僕はどんな楽器なのか形すら知りません。 CANのファンでもほとんどの方が、 どんなものか知らないと思います。
※4……「Yoo Doo」はVoodooと掛けたのではないかと、『ドイツのロック音楽――またはカン、ファウスト、クラフトワーク』 という本にありました(立ち読み)。
※5……トルコの野菜缶詰からとった名前らしいです。意味は「エーゲ産のオクラ」かな?『TAGO MAGO』の由来は知りません。

  1. Father Cannot Yell
  2. Mary, Mary, So Contray
  3. Outside My Door
  4. Yoo Doo Right
20050505

ベン・シャーマン、カムバック!

本文とは関係ない話

 ほら見たかっ!リバプール勝ちましたよ。強豪チェルシーに!!いや別にリバプールファンってわけじゃないんですけど……、 前に「優勝予想はリバプール」って書いたもんで(ほらこの記事で)。 あ〜、でもこういう風に書くと大本命ACミランあたりが優勝しちゃったりしそう。……まあ、この文章はこないだの記事をコピペしてチーム名変えただけなんですけどね(笑)


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米国製ではないB.D.シャツ?

 ここ一ヶ月以上、全くファッションの話をしていなかったので反省しています。今回はB.D.シャツの話です。 みなさんB.D.シャツといえばどのブランドを思い浮かべますか。ラルフ?ブルックス・ブラザーズ? それともちょっとマニアックなところでアイクやインディビ、セロ、ギットマンなどですかね? 今日はそういったアメリカのB.D.シャツではなくイギリスのB.D.シャツを紹介します。

ベン・シャーマン

 最初に言っておきますが、このシャツはおそらく今は手に入らないんですよ。僕がモッズきどり(ファッション・モッズ※1) だった頃に一番好きだったシャツです。ブランド名はベン・シャーマン(Ben Sherman)です。モッズ(やスキンズ※2) の着るB.D.シャツといえばオーダー品か、既製品ではベン・シャーマンといった感じだったのですけれども、今のベン・ シャーマンは、これから書くオックスフォードのB.D.シャツを作っていないみたいなのです。

昔と今では……

 何にしろ5年ほど前までのベン・シャーマンと今現在のベン・シャーマンでは、まるで違うものになってしまったと思います。 UKカジュアルへの路線変更と言いますか……、今のベン・シャーマンの服を見ると本当にむかつきます。1年ほど前に、新宿丸井にベン・ シャーマンのオンリー・ショップがオープンしたんですけれども、ワクワクしながら店に行ったらかなりガッカリしました。 今は渋谷の丸井にあるみたいですね。

ベン・シャーマンのB.D.シャツの魅力

 本当にカッコよかったんですよー、以前売られていたB.D.シャツは。襟が絶妙の高さで、襟のロールの具合も良くて、 少しウェストがシェイプしてて、裾がラウンドしてなく真っ直ぐで本当に良かった。色も豊富で、無地はきれいなパステルカラーが中心、 他にも細かいギンガムチェックなどがあって最高でした。イギリス製なので、裾の縫製なんかはやや雑なんですけどね。 新品でもちょっと糸が出てたりして……。あと胸ポケット部に「Ben Sherman」と刺繍が入ってるんですけど、 シャツと同色の糸を使っていまして、非常にさりげなくてオシャレでした。また白のシャツと黒のシャツの場合は、 刺繍の色がオレンジ色になっているという細かい違いもあり、その辺はグッとくるポイントでしたね。

そのシャツを売っていたお店

 僕がモッズきどりだった頃、代官山の八幡通り沿いの建物の地下にVegaという店がありまして(たしか この辺)、そこはベン・シャーマンの品揃えが半端無かったです! まだ代官山アドレスとやらが建設中だった頃の話です。今はもう、その店はありません。あと原宿のSMITHSという店や、 SMITHSと同じ系列のUK.HOLLYWOODSって店にも少しだけ置いてありましたね、 ベン・シャーマン。 今はもう置いて無い……よね?そういえば代官山にスミスクロージングってモッズ系の古着の店もありましたね。 こちらはまだあるみたいですね

教えて欲しい……

 ちなみにわたくし、最近B.D.シャツはUNIQLOでしか買っておりません(笑)。 どなたかオックスフォード地のB.D.シャツで、裾のカットがラウンドしてなく真っ直ぐなもの(スクエア・テールのもの) をご存知でしたら教えていただけませんか?(←随時募集中) できればウェストが少しシェイプしているものが良いのですが、さすがにそこまで贅沢なことは言いません。

お願い

 コアなモッズの方、以上の文章で何か間違いがあればお知らせください。


※1……格好だけモッズという意味。モッズはファッションのみならず音楽やダンス、思想、しぐさ、話し方、 ライフスタイルにまで及ぶ一つの文化であり、ファッション・モッズは軽蔑される傾向にある。ちなみにモッズはモダーンズの略で、 「最先端を行く者」という意味らしい。今現在モッズの格好をしても「最先端」ではなく「リバイバル」になってしまうのだが……。
※2……イギリスでオリジナル・モッズが最盛期を終えた1964年ごろに発生したファッション。正式名称はスキンヘッズで、 頭を五分刈りに丸め、ベン・シャーマンのシャツにリーバイスといった格好を好んでいた。音楽では特にスカを好んで聴いていたと言われている。 下層階級出身で好戦的な者も少なくなかった。アンタフェミン系のドラッグを摂取しダンス・ホールで朝まで過ごしたりもした。 他の特徴的なアイテムはサスペンダー、ポーラー・ハットやポークパイ、リーバイスのGジャン、ランチ・コート、G1やA2などのボマー・ ジャケット、コーデュロイパンツ、Dr.マーチンの8アイレット・エア・ウェア、モヘアのスーツなど。

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